広域オルソ画像作成・活用に向けた実証実験を行いました。【朝倉市】
UAV写真測量から作成されるオルソ画像は衛星写真や航空機を用いて作成したオルソ画像より高画質であることが特徴です。
弊社はこのオルソ画像の画質やドローンの機動性に着目し、オルソ画像の産業利用を検討しています。
今回、オルソ画像の有効性を確かめるため実証実験として、福岡県朝倉市杷木地区の災害多発地域を対象にドローンを飛行させサンプルデータを取集し、対象区域全体の広域オルソ画像を作成しました。
計測対象としたのは朝倉市杷木地区内の約27.9km2(2791ha)で東京ドーム約569個分の広さです。
飛行範囲内には起伏の激しい山や高圧電線等が含まれていたため、電波途絶のリスクを考慮して飛行コースを複数個作成し安全に作業を行えるような飛行計画を行いました。
現地での撮影作業は3日間で完了、撮影枚数は計27521枚となりました。
※作業にあたっては各所に許可を取ったうえで航空法を順守して行っています。
撮影した写真を三次元復元ソフトに読み込ませ、オルソ画像を作成しました。
作成したオルソ画像は高画質なデータとなっており、砂防堰堤の土砂堆積や土砂崩れのような細かな状況を確認することができます。
またデータは位置情報と縮尺を持っているため、異常個所があった場合その位置情報の特定や簡易的な計測作業を行うこともできます。
また、がけ崩れや路面崩壊箇所のような2Dでは現況の判断がつきにくい箇所については、個々で三次元復元を行い3Dモデルを作成することで、実際に現地に足を踏み入れて見るのと同じ視点から現地状況を確認することができます。
活用例
森林管理・環境調査・インフラメンテナンス・防災・災害対応 等
弊社では今後も広域オルソ画像の活用に注力していきます。
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