ドローンを使用した有害鳥獣捜索実験(in糟屋郡久山町)

イノシシやシカなどの害獣による農作物への被害数は年々減少傾向にありますが、農業従事者やハンターの高齢化や担い手不足が進行しており、対処に必要な労力が不足しています。

弊社はこの現状を見て「安全に効率よく」有害鳥獣対策を行う必要があると考え、ドローンを使用したスマート害獣対策実現に向けた実証実験に取り組んでいます。

今回は地権者様ご協力のもと、福岡県糟屋郡久山町の農地にて害獣捜索実験を行いました。この場所は周囲が山に囲まれており、日が沈み人気がなくなると山からイノシシやシカが畑を荒らしに来るということで、日没後に赤外線カメラを取り付けたドローンを使用して操作を実施しました。

〇使用機材

・DJI Matrice300RTK

・DJI Zenmuse H20T

RGBカメラと赤外線カメラ(温度が高いもの程白く映る設定)

左:赤外線カメラ 右:RGBカメラ

機体の位置が目視で確認できる範囲内で機体を操作し捜索を行っていると、山の中腹に白い塊を発見。

山中で発見したシカの赤外線カメラ写真

ズームカメラにて被写体を回り込むように確認したところ「野生のシカ」を発見・特定することができました。

今回は手動飛行での発見のみとなりましたが、今後は「自動飛行による広範囲捜索」や「発見した害獣の追尾」など、ドローンを使用したスマート害獣対策業務実現に向け実証実験を重ねていきます。

 

当実験についてご興味があられましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

※作業にあたっては各種必要な許可を取得したうえで実施しております。

 

追記

この実験の後、さらに高画質な赤外線カメラ「DJI Zenmuse H20N」を導入しました。今後はこのカメラも利用して作業を進めてまいります。

ZenmuseH20N導入について

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